幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

『効率化』を求めると、全てを失う

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【1000個中の 53個目】

 


こんにちは!研究者せしおです。

いつも応援ありがとうございます。

 

 

働き方改革の目的は、『会社の利益』と『従業員の幸せ』の両立です。

今の業務を効率化(正確には高効率化)すれば、時間的余裕ができて、楽しい仕事が増え、仕事の質も上がると誤解してませんか?

これは、僕も一度はまったワナです。

 

 

僕が担当した業務改善プロジェクトがありました。

提案書や報告書のフォーマットを作るというものです。

数値目標として、やっちゃいがちなのが、○○時間削減というものです。

そして、次は会議を効率化しようというプロジェクトが始まります。

また、数値目標として、○○時間削減が掲げられます。

あなたは、これらのプロジェクトはいいことだと思いますか?

 

 

人間って、同時には1つのことしか考えられないんです。

特に大きな組織ほど、情報伝達が一方通行になり、物事を複雑に捉えることが難しくなります。

効率化を求めると、単純に効率化が正義になります。

他のことに目がいかなくなります。

 


すると、

すぐにカタチになる数値目標達成を求めて、深く考えなくなる。

仕事の成果を見なくなり、質より、かかった時間(数値)ばかり気にするようになる。

無駄な会議をなくす風潮になり、雑談しにくくなる。

人の時間を奪うことが悪となり、わからないことがあっても人に聞きにくくなる。

結果として、仕事の質もコミュニケーションのしやすさも下がり、

『会社の利益』と『従業員の幸せ』の両方を失います。

嘘のような本当の話です。

 

 

でも、ご安心ください。

簡単な解決策があります。

 

 

先に『効果(質)』を考えてから、それ以外を『効率化』するだけです。

当たり前のようで、優等生な人ほど忘れがちな視点です。

なぜなら、『効果』より『効率』の方が短期的に数値化しやすいからです。

(また出ましたね、『数値の魔力』)

 

 

1ヶ月後、

部下:先月より、○○時間減らせました!

上司:よくやった!

その1年後、

部下:なぜか利益が減りました。。。

上司:え?なんで??

こうならないように、気をつけましょう。

 

 

 

本日のおさらい

先に『効果』を考えてから、『効率化』する

(毎回言わないと、絶対に効率化に走ります。絶対です!)

 

 

以上です。

今日も最高の一日をお過ごしください!