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働き方改革に関わってきた経験から、集団の意思決定の難しさについて、僕なりに解説します。
最後に、僕達にできることを少しだけ触れます。
こんにちは!研究者せしおです。
人生の役に立つかもしれない幸せのヒントを、今日も1つお届けします。
新型コロナに対する各国や各企業の意思決定に注目が集まっています。
有事の際の意思決定やリーダーシップが問われています。
働き方改革の経験に照らし合わせて僕なりに解説します。
少し小難しく、少し長文です。ご注意を。
■個人の意思決定
集団の意思決定の前に、個人の意思決定について考えてみましょう。
個人の場合、やる決断もやめる決断も一人で行うことができます。
気持ち的に引っ込められないときはありますが、自分の成長に応じて柔軟に変えることができます。
独裁もこれに近いと思われます。
■個人の多様性
同じ現象を見て、同じ経験をしても、異なる意見や意思決定をするのが、多様性を持った人間の面白いところです。
ちなみに僕は世界は理不尽だらけであるとネガティブに捉えていると同時に、世界はどんどん良くなっているとポジティブにも捉えています。
地震や台風やパンデミックは短期的に人命や経済にダメージを与えますが、中長期的に見れば様々な仕組みが改善されいくものだと、これまでの歴史から推測しています。
これも1つの個人の意思決定、個人の判断です。
■集団の意思決定(コロナ以前の日本企業)
集団の意思決定は複雑です。
多様性を持つ個人の集まりの中で、誰も否定できないものを選ぶ傾向があります。
国が働き方改革を推進した時に、僕の会社も働き方改革を始めました。
働き方を良くすることに誰も反対しません。
一方、在宅勤務は賛成派と反対派に分かれるため、なかなか導入が進みませんでした。
まさに総論賛成、各論反対です。
社会の流れに同調し、2年ほど前から、子育てや介護等の理由がある人だけ週2日まで在宅勤務OKとなり、一歩ずつ導入が進んできました。(僕は導入当初から週1日の在宅勤務)
日本はボトムアップの文化が強いので、トップダウンの意思決定を現場が猛反対したり、無視したりします。
ルールより、人と人とのつながりを重視する傾向があると言われています。
余計にトップの意思決定は難しいのです。ゆっくりと業務改善が進んでいく傾向があります。
スピード感がないことは一長一短なので、日本の弱みでもあるし、強みでもあると思っています。
トップが下手な意思決定をしても、現場が無視するため、それで良いときもあります。
■集団の意思決定(コロナ初期の現在)
僕の上司は在宅勤務に対し、家ではサボるんじゃないかという軽めの反対派でした。
コロナ禍の会社方針でやらざるを得ない状況になり、上司も当たり前に在宅勤務をしています。
以前の記事でも触れましたが、コロナ禍での変化や進化は著しいです。
命に関わる状況となり、反対なんてしてられない状況です。
■集団の意思決定(withコロナ)
コロナ危機を乗り切るため、より強い意思決定やリーダーシップが求められています。
そのため、政治では権力を強めた大きな政府が台頭すると言われています。
少なくともコロナ以前よりは、政治や会社の経営陣への関心は高まるでしょう。
都道府県知事なんてほとんど興味なかったですが、今はその発言に注目が集まっています。
ここで1つ大事な視点があります。
意思決定に絶対の正解はなく、向き不向きがあるにも関わらず、コロナに上手く対応できた意思決定の在り方が、おそらく賞賛されるということです。
逆に、上手く対応できなかった場合、信頼を大きく失うことになります。
コロナ対応で評価されたリーダーや組織が、コロナの次に来る災害に向いているとは限りませんし、平時の経済や幸せに向いているとも限りません。
逆に、評価されなかったリーダーや組織は、悪い側面が出ただけなのか、本当に悪いのか、切り分けて考えたいものです。(感情が介入するため、高難度)
■僕達にできること
僕は基本的に人々の意識よりも、仕組みが大事だと思っています。
仕組みによって、行動が変化し、意識が変化するものだと思っているからです。
会社で言うと、社内のブログやビジネスチャットなどの仕組みは今後も発展していきます。
あなたが社内の仕組みを作る側の人なら、改善を繰り返してください。
あなたが仕組みを使う側の人なら、どんどん新しい仕組みを使ってください。
それだけで十分だと思います。
改善されていく仕組みに少しだけでも関心を持ち、賛成したり、反対したり、感謝したりすればいいと思います。
データが蓄積されれば、仕組みは良くなっていきます。
逆に、使われない仕組みは良くなりません。
世界は仕組みと共にどんどん良くなっていきます。
本日のおさらい
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集団の意思決定は複雑系。
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仕組みを改善し、利用するだけで世界は少しずつ良くなる。
以上です。
今日も最高の一日を!