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せしお先生シリーズの第二弾です。
前回は身につけるべきは学ぶスキルという話でした。
今日は学ぶようになったきっかけをお話しします。
こんにちは!研究者せしおです。
人生の役に立つかもしれない幸せのヒントを、今日も1つお届けします。
本シリーズは学生さん向けの話です。
学生さんの読者はいないと思いますが。
ご自身のシチュエーションに置き換えて、なんとかヒントを見つけていただければ幸いです。
先日、母校の学生さんに社会人としてキャリア講座をさせていただきました。
理系の大学です。
前回と同様に学生さんからの質問と、僕なりの回答をシェアします。
実話を文字に起こして、いくらか修正したものです。
学生さんからの質問
(講演の中で)社会人10年目頃から専門以外に社会のことを学ぶようになったというお話でした。
そのきっかけは何だったのですか?
僕なりの回答
社会人10年目ぐらいになって、たまたま新入社員の教育担当になりました。
人に色々と教える中で、会社のことや研究の在り方みたいなものを考えるようになりました。
たくさんの気づきを得ました。
反省することも多くありました。
例えば、10年間研究をやってきて、事業的には何も成功できませんでした。
お客さんに商品を売ったことが一回もないんです。
会社の売上げに貢献したことがない。
それでも、給料をもらい続け、研究費を使い続けてきました。
そんな罪悪感もあります。
ちなみに、研究者は年を取ると管理職になったり、一線を退くことが多いです。
キャリアとしてずっと研究を続けられるわけではないのが一般的です。
この先、あと何年ぐらい純粋に研究をやっていけるのかと考えた時、何かを変えなくちゃいけないような気がしました。
このまま与えられた研究の中で試行錯誤しているだけでいいのかって疑問に思うようになりました。
会社から与えられた研究を真面目にやって成功しないのだから、会社のせいでもあると思うこともできます。
とは言っても、なんとか研究を成功させて事業化して何か社会の役に立ちたい。
そのためには、このままではだめで、社会のことを学ぶ必要があるのではないかと思い始めました。
世界のルールである資本主義として経済学、会社のルールとして組織論、社会貢献としてSDGs、人間の心理としての心理学、大衆の心理としてのSNS。
色んな要素が複雑に絡み合って社会が構成されているのだと思います。
学べば学ぶほどわからなくなりますけどね。
学ぶようになったきっかけはそんな感じです。
学び始めたのは、結局、社会人10年目ぐらい。
学ぶスキルが大事だとか言っておきながら、僕自身は気づくのが遅かったなーと思います。
でも、学ぶことに遅すぎるということはないと思っています。
ちなみに、きっかけのようなものは、実際わからないものです。
自分が思っているきっかけは本当にそうなのかわからないものです。
今の話も本当かどうかあやしいところです。
人間は複雑で、理解できていない自分もたくさんいるので。
もしかしたら、後づけの作り話なのかもしれません。
んー何言っているのかわからないですね。
すいません。
そんな感じです。
本日のおさらい
10年間うまくいかなかった反省や罪悪感から、ようやく学び始めました。
以上です。
今日も最高の一日を!