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こんにちは!研究者せしおです。
今日のキーワードは「服従の心理」
心理学の有名な実験。
電気ショックを与える送電器のボタンを押せと命令された人は、苦痛にあえぐ人を目にしても命令に従い続ける。
(この実験において、苦痛にあえいでいるのは演技です)
人間には生まれつき権威に服従する傾向がある。
他者に危害を与えないという正義よりも、命令に従うという正義がほとんどの人において優先される。
これはおそらく集団で生き延びる知恵によるものだろう。
命令者、支持者、準備する人、実行者A、実行者B。
分担して作業することによって、人を傷つける苦痛を感じなくすることができる。
戦争も虐殺も数少ない異常者ではなく、いわゆる普通の人の手で起こってきた。
ここからは僕の話。
目を背けたくなる怖い心理でした。
僕もそんな怖い人間の1人なのでしょうね。
僕はアンチテーゼに生きたいと少し思っています。
でも、多かれ少なかれ日本社会の空気に飲まれて育ってきました。
会社に入ってから10年くらいは、会社に合わせて自分が変わるべきと思ってやってきちゃいました。
新入社員の指導員になって、ようやく違和感を持つ。
会社には理不尽なルールがたくさんあるけど、うまいこと守るようにしてくれとは、僕には指導できませんでした。
自分が思考停止してやってきたことは、人におすすめできることではなかった。
無意識に服従していたのかなと思いました。
それからは、働き方改革に参加して会社を良くしようとしたり、会社の空気を読まずに独自路線で研究を進めようとしたりしています。
これらは矛盾しているのかもしれません。
会社をもっと良くしたいけど、簡単に良くなるとは期待してません。
そうであれば、この状況下で会社の空気とは違う路線で進むことを同時に目指したい。
会社からの評価よりも、自分からの評価。
カッコよく生きたいですからね。
強い人間ではないので、余裕のある範囲でですけど。
正解のない世界、僕は好きです。
色々と同時並行で試行錯誤する余地が残っている。
あっち行ったり、こっち行ったりを楽しむことができる。
研究に限らず実験が好きな研究者です。
以上です。
また次回!
今日も最高の一日を!