幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

ゆる哲学:自然人と社会人

【1000個中の 631個目】

 

こんにちは! 研究者せしおです。

今日のキーワードは「教育」

 

 

18世紀の哲学者ルソーは、理想の教育に関して「エミール」という本を書きました。

近代教育に大きな影響を与えた本であると言われています。

ちなみに僕は読んでおりません。。。

 

 

エミールという空想の子供に対する理想の教育法を書いた本です。

その中でルソーは、「自然人」と「社会人」という概念について考えました。

 

 

自然人とは、自分のために生きる人。

子供の頃は詰込み教育などせずに、五感を育て、自分を大切にできる心を育むべきだと考えました。

 

 

社会人とは、他人のために生きる人。

自然人との土台ができた後は、他者への思いやりや共感力を育て、他者に貢献する心を育むべきだと考えました。

 

 

独裁政治やキリスト教の政治から、民主政治に変わっていった時代。

一部の特権階級だけでなく、市民一人一人の教育が大事であるとようやく認識されるようになってきた時代です。

 

 

政治が民主的になる時期に、政治を動かす主体である市民の教育を大切することは必然なのかもしれません。

それまでは、子供でもとにかく働けって感じで、子供に教育を受けさせることに親からの反発もたくさんあったようです。

 

 

歴史を振り返ると、教育を受けられること自体、幸せな社会なのだと思いました。

 

 

f:id:Seshio-Researcher:20211203062610j:image

 

 

ルソーは、「自然人」と「社会人」 のバランスの取れた人間が多くいることで、社会が良くなると考えたようです。

自己犠牲は良くないし、他者に貢献しないのも良くない。

 

 

ここからは僕の話。手短に。

なんとなく、現代にも通用しそうな概念と思いました。

働き方改革というものが始まり、従業員の幸せと会社の利益を両立させていこうという考えとも重なるように感じました。

 

 

「自然人」と「社会人」のバランスは人それぞれですし、多様であってよいと思います。

僕自身は、「自然人:社会人=6:4」 くらいの心持ちでいようかなと思います。

社会や会社の中で流されつつも、自分の五感や感情も大切にしたいです。

 

 

以上です。

今日も最高の一日を!