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こんにちは! 研究者せしおです。
今日のキーワードは「脳と直立歩行」
サピエンス全史シリーズの第2回です。
今回は、人間の身体的な特徴をおさらいします。
まずは、大きな脳。
人間以外の動物の脳が小さいのは、エネルギーの消耗が激しく、物理的にも重たいから。
脳が大きい利点はもちろん知能の高さ。
しかし、飢餓が当たり前だった狩猟採集の時代には、石や棒を使えるくらいでは他の肉食動物に比べて弱い動物だったようです。
次の特徴は、直立二足歩行。
手を使えるようになった半面、腰痛と肩こりに苦しむようになったようです。
そして、直立歩行のため、腰回りを細くする必要があったみたいです。
そのせいで出産の産道が小さくなり、赤ちゃんは脳を発達させる前に生まれてくる必要がありました。
生まれてすぐに歩けるようになる動物がたくさんいる中、人間の赤ちゃんは何年も周囲の人の助けが必要になりました。
そうやって、人間は集団生活を余儀なくされ、結果的に仲間と力を合わせる社会を作り上げていくことになりました。
そして、いつの間にか食物連鎖の最上位に登りつめました。
人間の脳の大きさと直立歩行からなる一連の流れが、実に面白いと感じました。
大きな脳と直立歩行
→腰回りが細くなる
→赤ちゃんの脳が小さい状態で出産
→周りの助けが必要となる
→仲間と協力する
→強固な社会を作る
→最も強い動物になる
ざっくりすぎますかね。
色々な偶然が重なって、なんか神秘的だなーと。
第1回は残酷、第2回は神秘的な話でした。
以上です。
今日も最高の一日を!