【1000個中の 775個目】
こんにちは! 研究者せしおです。
ユヴァル・ノア・ハラリ著の「サピエンス全史」の読書感想文。
おそらく、最終回。
始まるシリーズもあれば、終わるシリーズもある。
そういえば、ゴールデンウィーク前はコロナから95%回復くらいでしたが、明けた頃には完治してた印象。
終わったと思っていいでしょう。
よかった、よかった。
さて、本題。
ハラリさんは日常的に瞑想をしているようで、仏教的な考えとも精通しているみたいです。
今回は、幸せについて、3段階に分けて考えます。
1つ目は、地位や名誉やお金を求める状態。
一般的には幸せの概念の1つと思われるが、ブッダ的な幸せの概念ではない。
自分の幸せは、そういった外部の条件とは無関係。
地位や名誉を求めると、それらをいっそう強く求め、苦しむことになる。
僕はこの手の欲望は少なめだと思うのですが、なくはない。
人間の発展の原動力でもあり、争いの原動力でもあるような気がします。
多かれ少なかれ、これからもお付き合いしていくことになりそうです。
2つ目は、喜び。
これもブッダ的な幸せの概念ではない。
自分の幸せは、内なる感情とも無関係。
内なる感情を求めると、それらをいっそう強く求め、苦しむことになる。
勘違いしやすいポイントのようなことが書かれていました。
僕自身も、お金とかではなく、喜びや楽しさをたくさん感じることが幸せというイメージがありました。
ですが、ブッタ的な幸せの概念はそうではないとのこと。
3つ目は、あるがままに受け入れる状態。
喜びや怒りなどあらゆる感情は現れては消えるもの。
それらの感情をあるがままに受け入れる。
そうすることで今この瞬間の安らぎを感じることができる。
喜びの感情を追い求めることに一生を費やすことはない。
痛いところを突かれた感じがします。
確かに、喜びや楽しみを求めすぎてしまうと辛くなる場面もありそうです。
↑ 怒りの感情も受け入れるですかー。避けてきた気がします。(虎、カッコいい)
地位や名誉ではなく、喜びでもなく、あるがままに受け入れる状態。
なかなか奥が深い感じがします。
これら3つの概念は、少なからず持っていたし、これからも持っていると思います。
ブッタ的の教えとは違うかもしれませんが、僕はバランスが大切だと思いました。
こうやって言語化したことで、自分のバランスを見直し、極端に偏らないように心がけたいです。
僕の場合、喜びや楽しみを求めすぎないように。
「喜びの感情を追い求めることに一生を費やすことはない。」という言葉が特に印象に残りました。
以上です。
今日も最高の一日を!