幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

誤解の功罪

【1027個目】

 

こんにちは! 研究者せしおです。

 

 

ポジティブ心理学は、2000年代のアメリカで幸せになるための心理学として誤解され、メディアに取り扱われた苦い経験があるようです。

こうやったら幸せになれるという単純化された解釈が広まったようです。

ポジティブ心理学者としては、本意ではなかったようです。

 

 

僕は心理学者でもなんでもなく、製造業の研究者です。

CO2関係の研究をしていますが、色々と複雑です。

CO2は削減できるけどコストはかかるとか、立地に制約があるとか、そもそもできるかわからないとか。

 

 

世の中のニュースでは、CO2を削減する新しい技術ができたというようなニュースがたまにあります。

僕からしたら、その中でほとんどの技術はなんらかの問題があって、普及することなく消えていくんだけどなーと思ってしまいます。

 

 

ニュースなので、印象深くしたいのでしょうけど。

単純化して、希望を持たせて、誤解させる。

そういう構造になっているような気がします。

 

 

f:id:Seshio-Researcher:20230303215356j:image

↑ 新聞に書いてある技術説明は、間違いがちょくちょく含まれているように思います。自分の専門しか見分けられませんが。

 

 

単純化して誤解される。

それはそれで悪いことばかりではなく、そのおかげで広がっていくという側面もありそうです。

複雑なまま理解してもらって広がるのがベストとは思いますが、そううまくはいかなそうです。

 

 

ポジティブ心理学も誤解されたとはいえ、知名度は上がったと推測します。

少数派かもしれませんが、ちゃんと学ぶ人は格段に増えたのではないでしょうか。

 

 

まさに、一長一短。

嬉しいような、悲しいような。

両方なのだろうと思います。

 

 

以上です。

今日も最高の一日を!