【1072個目】
こんにちは! 研究者せしおです。
引き続き、哲学者の國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」(新潮文庫)を読んでいます。
終盤戦。いよいよ、結論です。
結論は3つあるようで、今回はその1つ目から。
本書を通して、暇や退屈について新しい見方を獲得してきた。
既にあなたは何事かをなしている。
実践のただなかにいる。
ここからは僕の話。
著者の言うことではないと思わなくもないですが、一理あると思いました。
自分の課題や世の中の課題は、こうすればいいといったアドバイスをもらえば解決するような単純なことではないと思っています。
とはいえ、その物事の本質を少し理解できることで気持ちが楽になったりすることはあると思います。
これまで考えてこなかった見方でみること。
悪いと思っていたことの良さを知ったり、良いと思ってたことの悪さを知ったり、良し悪し以外の側面が見えたり。
少し知るだけで何事かをなしている感覚はありませんが、単純に知的好奇心が満たされているような気はします。
↑ 何かを考え、新しい見方で世界が見えた気がした時、何かしらの気持さを感じます。
そもそも、本というのは読むのに時間がかかる効率の悪いメディアと思います。
読書は必須かと問われれば、必須ではないと思います。
一方で、読んでいる合間合間で考えを巡らせることができます。
それこそ、暇と退屈の中に組み込まれたメディアなのかもしれません。
以上です。
今日も最高の一日を!