【1074個目】
こんにちは! 研究者せしおです。
哲学者の國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」(新潮文庫)を読んでいます。
今回は、3つの結論の2つ目の内容です。
贅沢を取り戻す。
今の消費社会は満足をさせない社会。
物を受け取るのではなく、終わることのない消費ゲームを続けている。
そうではなくて、物を過剰に受け取ることによって満足するのだ。
それが、浪費であり、贅沢である。
物を受け取ることを楽しむことは、しかし、けっして容易ではない。
消費社会につけ入られてはならない。
楽しむためには訓練が必要である。
絵画や音楽のように。
身近な「食べる」であっても同じであり、ただ栄養を摂取するのではなく、味わうことが大切である。
食に関する知識や訓練によって、より味わい、楽しむことができる。
ここからは僕の話。
確かに楽しむためには訓練が必要な時があるなーと思いました。
ブログでも、読み続けて書き続けるという訓練によって、楽しめている部分はあると思います。
自分なりのちょっとしたこだわりができてきたりします。
↑ ちゃんと贅沢して満足して止まるということが、なかなかできなくなっていると捉えているようです。
無意味なもの、関心が薄いものからは執着を取り除きたいと思っています。
このブログの中でも、人間の陥りやすい思い込みについて、考えたりしています。
一方で、他者に意味はなくとも、自分の中には意味やこだわりがあるものをいくらか持っておきたいとも思います。
訓練によって楽しみ、訓練も楽しみたいと思います。
以上です。
今日も最高の一日を!