【1157個目】
こんにちは! 研究者せしおです。
為末大さんの熟達論(新潮社)を読んでます。
アスリートだけでなく、研究者などなどのエキスパートから話を聞いたりして、物事の熟達の過程を独自に整理した本です。
熟達の過程で大事なものの1つに、遊びや好奇心といった種類のものがあります。
好奇心は、誰もが子供の頃にはたくさん持っていたはず。
好奇心は、「何かを変えられるはず」という気持ちがあって働くものという説明がありました。
そのような側面もある気がします。
例えば、僕は子供の頃は宇宙に興味がありましたが、知ったところで現実の生活には何の影響もないと思った時から徐々に興味を失っていった気がします。
仮面ライダーになりたいとか、プロ野球選手になりたいなどと思っていた子供の頃。
自分には無限の可能性があると思えていたからこそ、好奇心旺盛だったのかもしれません。
保育園の頃、工作大好きだった我が家の次男坊。
小学3年になった今では、なかなか工作に意欲が出ないようです。
作り始めて、つまらなくなって、すぐにやめたりしてます。
本人は、イップスと言ってました。
いつまでも工作を繰り返している次男坊の姿に、尊敬と嫉妬をしていた僕ですが、あの次男坊ですらこうなっていくのかと思いました。
↑ 宇宙への好奇心。最近、ほんのちょっと取り戻してきました。
自分の中の子供の心は、結構デリケートなものだと思います。
黙ってても止められない好奇心は放っておいても育ちますが、微妙な好奇心の場合は大事に育ててあげる必要があるように感じます。
ブログをやっている時、自分の中の大人の心が「そんなことやってて意味あるの?」とたまに聞いてきます。
意味あるとかないとかではないだろうと思いつつ、完全には無視することができません。
継続することで得られるものもあるなどと、大人の心に少しばかりの言い訳をしつつ、面白いからという子供の心を同時に育てつつ。
そんなやりくりを、心の中で繰り広げている気がします。
ハハハ。
以上です。
今日も最高の一日を!