【1183個目】
こんにちは! 研究者せしおです。
僕は製造業の会社で、CO2関係の研究をしています。
久しぶりに、地球温暖化界隈の話をしてみます。
あくまで1つの見方であり、絶対的な事実というわけではないのでご注意を。
2020年にさかのぼります。
コロナ禍で経済の雲行きが怪しくなりました。
その経済対策として、主に欧州の思惑で生まれたのがカーボンニュートラルの流れであるという見方があります。
カーボンニュートラルとは、CO2の排出を実質ゼロにしていこうという思想。
2050年の達成を目指しています。
欧州は、欧州の経済に有利なルールを作ろうというしたたかさがあると言われています。
これまでもたくさんの世界的なルール作りを推進してきました。
今回も地球温暖化対策という人間の善意に訴えつつ、うまいことルール作りを進めていったと捉えています。
具体的には、再生可能エネルギーや電気自動車を加速していくことで、欧州企業を潤そうとしたと見られています。
ただ、その目論見は現在はうまくいっていないようです。
中国企業やアメリカのテスラが台頭し、欧州企業が伸びていない。
欧州はルール作りには成功したものの、欧州企業が競争に負け、窮地に立たされているという見方もあるようです。
↑ ヨーロッパは街並みがきれいなイメージです。画像は生成AIに作ってもらいました。
日本は、欧州のようなしたたかさがなく、純粋にカーボンニュートラルを目指そうとしている傾向が強いと捉えています。
化石燃料に依存している罪悪感と、日本に割り振られた削減目標を守ろうと頑張るけなげさ。
良くも悪くも。
したたかさは大事だと思いますし、日本も欧州を見習うべきだと言われ続けています。
僕個人としては、したたかになりきれない日本のゆるさが好きでもあります。
ルールは欧州やアメリカに作られるのだけれども、その中で技術開発によってなんとか貢献しようと努力する。
欧米や中国企業に勝てない分野も多いですが、いくつかの分野では競争力を発揮してなんとかやっている。
そんな風に捉えています。
この絶妙な立ち位置が、他国に嫉妬されず、恨まれずにいる要因でもあると捉えています。
冒頭にも書きましたが、あくまで1つの見方であり、絶対的な事実というわけではないです。
こんな風に日本の立ち位置や日本企業の強みや弱みを意識しながら、日々研究をしております。
以上です。
今日も最高の一日を!