幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

劣等感と共に

【1000個中の 435個目】

 

こんにちは!研究者せしおです。

 

心理学の本を読みつつ、そこに書いてあるキーワードについて僕なりに考えてみたいと思います。

今日のキーワードは「劣等感」

 

劣等感。

人と比べて、自分が劣っていると思う感覚。

 

劣等感と聞いて、あんまり良い印象はありません。

でも、なんらかの意図があって人間に備わっているのだと思います。

おそらく人間から劣等感をなくしたら、正常に機能しないのではないでしょうか。

 

劣等感のポジティブな側面の1つは、努力を促すことだと思います。

狩猟の時代で言えば、筋力を付けて狩りをうまくするとか。

農業の時代で言えば、知恵を付けて農地をうまく耕すとか。

現代で言えば、勉強をしていい会社に入るとか。(ちょっと古いか。。。)

 

もちろん物事には裏表があって、劣等感にネガティブな側面もある。

努力ではなく、怒りや権力で他者の上に立とうとしたり。

コンプレックスに耐え切れず、精神的に病気になったり。

 

 

ここからは僕の話。

表立って意識はしていなかったものの、心の奥底では劣等感と共に生きてきたような気がします。

 

僕が研究者になった理由。

それにも劣等感は大きく影響していたと思います。

 

僕は高校まで少し田舎で、自分は勉強できると思い込んでのほほんと育ちました。

大学に入ってから状況は一変。

 

勉強についていけない。。。

そんな劣等感からか、逃げるようにテニスサークルに没頭。

 

大学4年生になって、研究室に所属。

同じ研究室に配属された、とても頭のよい同級生。

ところが、ここから状況が好転。

 

研究という答えのない世界では、学力が全てではなく、かろうじて自分が活躍できると実感。

わからない現象を自分なりに考える。

それはたまたま僕の好きなことでした。

 

とはいえ、研究者としてトップを目指せるほどの能力はないと判断し、企業に就職。

現在に至ります。

 

f:id:Seshio-Researcher:20210430214618j:image

 

学業を極めるのは至難の業ですが、脱CO2と化学工学をかけ合わせた狭い分野の研究開発なら、自分の存在意義をいくらか感じられる。

 

僕の中の劣等感。

自分の好きなことにたまたま出会えたこと。

そして、自分の身の丈に合った仕事に落ち着いたこと。

そうやって、劣等感を少しコントロールすることで、楽しく学んだり楽しく仕事をやれているのだと思います。

 

適度な劣等感と共に生きる。

 

以上です。

今日も最高の一日を!