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こんにちは! 研究者せしおです。
心理学や社会学、あるいは小説などの本を読むことが多かったのですが、久しぶりに幸せに関する書籍を読んでいるところです。
このブログを始めた頃に何冊か読みましたが、記憶も薄れてきたので、再び読んでみるのもよいかなと。
あくまで統計的な話です。
1970年代にノースウェスタン大学のブリックマン博士が行った古典的な研究があります。
宝くじの高額当選者(5〜100万ドル)は、その後、主観的な幸せは桁外れに高いことはなかったようです。
同じく、不幸な事故で体が不自由になった人も、主観的な幸せとして不幸にはならなかったようです。
客観的に見て、幸福なことや不幸なことが起きても、長期的には主観的な幸せに大きな影響は及ぼさない。
なかなか面白い研究結果だと思います。
結婚や身内の不幸も、2年後には主観的な幸せが元に戻る結果だったようです。
ここからは僕の話。
就職したり、結婚したり、マイホームを買ったり。
人生において、大きな出来事が起き、生活環境が大きく変わることがあります。
コロナも大きな環境変化でした。
とはいえ、環境の変化にも1ヶ月もすれば慣れてきて、なんとかやりくりできるようになったりします。
その結果、主観的な幸せは大きくは変わらない。
僕自身も、そんなケースは多そうです。
↑ データは客観的なものですが、データを解釈するのはあくまで主観的な人間です。そこが厄介に感じます。
幸せの研究は、統計的なデータであるということに注意が必要かと思います。
もちろん、当てはまる時もあると思いますが、外れることもあると思います。
中には、客観的に不幸なことが起きて幸福になる人もいるし、その逆もいると思います。
たとえば、死にそうになって命の大切さに気づいたり、何かで1位になって目標を見失ったりとかでしょうか。
宝くじ100万ドル。
今なら1億5000万円くらいですかね。
仮に当たったとして、別に欲しいものもないですし、生活自体変わらない気がします。
でも、何かしら心を乱されて、あんまり良いことは起きないような気がします。
なってみないことにはわかりませんが。
以上です。
今日も最高の一日を!