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〜幸せのヒントブログ〜

2050年のカーボンニュートラルの宣言

 【1000個中の 477個目】

 

こんにちは!研究者せしおです。

今日のキーワードは「カーボンニュートラル」

僕の研究のど真ん中です。

 

 

まずはカーボンニュートラルの話。

詳しくは経産省などのサイトにわかりやすく書かれています。

 

 

www.enecho.meti.go.jp

 

 

が、おそらく読みにいく人はほとんどいないと思うので、簡単に紹介しますね。

最初にカーボンニュートラルのカーボン。

温室効果ガスの意味です。

ざっくり言うと、CO2のこと。

 

 

次に、ニュートラル。

中立的という意味です。

ざっくり言うと、差し引きでゼロということ。

 

 

つまり、カーボンニュートラルはCO2の排出を実質ゼロにしようということです。

下図はイメージ。

 

 

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(経済産業省のサイトより)

 

 

省エネしたり、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーを増やすことで、CO2の排出量を削減する。

どうしても排出しちゃう分は、植林や大気中のCO2を回収貯留して差し引きゼロにする。

そうやって、2050年までにカーボンニュートラルを実現しようという話です。

 

 

日本のCO2排出量は年間で約10億トン。

日本の人口は約1億人なので、ざっくり1人10トンのCO2を排出している計算です。

一方で、呼吸で発生するCO2量は0.3〜0.4トンくらい。

CO2のほとんどは人からではなく、電気やらガソリンやらモノや食べ物の生産から発生しています。

ご自分の家庭だけでなく、全産業のCO2排出量を国民一人当たりで割ってます。

 

 

さらにざっくり計算してみます。

1トンのCO2を処理するコストを数万円とすると、10トンで数十万円。

4人家族なら年間100万円くらいはかかる計算。

日本だけで数十兆円かかる。

しかも、一回で終わりではなく、毎年です。

 

 

そのぐらい経済的なハードルは高いです。

それでも地球温暖化や異常気象を抑えるために、カーボンニュートラルを目指していこうというのがここ最近の大きな流れ。

世界的には3000兆円規模の投資がなされるとの噂もあります。

 

 

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最後に少しだけ僕の話。

僕は脱CO2の研究を15年間くらいやっています。

その中でも、ここ1年の世界的な動きはとてつもないと感じます。

 

 

僕の研究にも間違いなく追い風なのですが、風速が強すぎて怖いくらいです。

当分、楽にはならなそう。

人生の中でこういう波はいずれ来るものだと思いますし、いずれ過ぎ去るものでもある。

あまり振り回されず、地に足をつけて、コツコツと一歩一歩進んでいきたいなーと思います。

 

 

以上です。

今日も最高の一日を!