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こんにちは! 研究者せしおです。
今日のキーワードは「贈与と交換」
贈与と交換について、たまたま複数の人から話を聞きました。
贈与とは、与えることであり、受け取ること。
親が子供を育て、その子供が親となり、また子供を育てる。
そうやって贈与は続く。
贈与を動かすのは、負債感。
受け取ることで、負債感を抱く。
他の誰かに、贈与をすることで、気持ちが少し軽くなる。
贈与によって、人と人との関係は続いていく。
一方で、交換はある意味で受け取らないこと。
お金の交換では、モノとお金を等価交換する。
同じ価値の交換には、負債感は発生しない。
人と人との関係はそこで途切れる。
人と人との関係を持たずに取引きのできるお金はとても便利。
取引きの回数が爆発的に増加。
その反動で、人と人との関係は希薄に。
良い面もあれば、悪い面もある。
ここからは僕の話。
お金を使った交換は便利です。
僕自身、人付き合いはストレスがかかることもあって、不必要な交流は避けてしまいがち。
都会のサバサバした感じが心地よいです。
とはいえ、贈与という考え方も嫌いではありません。
このブログがそうであるように、一方的に得た情報を僕なりに解釈して、また伝える。
研究という仕事の中でも、僕の得た知識やノウハウや考えたことは見返りを求めずに伝えていきたいと思ってます。
贈与というものは、受け取ることがとても大切なプロセスのようです。
受け取ったと意識することで、負債感を持つ。
その負債感があるからこそ、自然と贈与を与えることができる。
その通りだと思いました。
あまり意識もせず、与えられていることはたくさんあります。
親の愛、先輩の教え、先人の教え。
ネット記事、テレビ、YouTube。
電気や道路や電車などの社会インフラ。
贈与は日常に溢れています。
それらを受け取って感謝することは、負債感を持つことでもある。
感謝を気楽にできない理由はそこにあるのかもしれないと思いました。
それでもなお、感謝する。
負債感を持って、今度は自分が与える立場になる。
そうありたいです。
余裕のある範囲で。
ハハハ。
お金も便利ですけど、感謝からくる贈与にも目を向けて、いくらか社会と関わって生きていきたいと思いました。
CO2の研究の原動力も、もしかしたらそういうところにあるのかもしれません。
社会からたくさんのものを受け取ったので、社会に何かを返したいのかもしれません。
以上です。
今日も最高の一日を!