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こんにちは! 研究者せしおです。
今日のキーワードは「最終的」
日本を含む世界各国は、2050年頃のカーボンニュートラルを目指し始めています。
化石燃料から排出されるCO2を減らし、太陽光発電などの再生可能エネルギーを増やし、足りない分は植林や大気中からのCO2回収などで相殺する。
そのようなストーリーです。
このように遠い未来を構想する時、最終的にはどうなるのだろうかと考えがちです。
そして、その最終的な姿が長く続くものだと錯覚しがちです。
気候変動は、最終的にはどうなるのだろうか?
コロナは、最終的にはどうなるのだろうか?
自分の子供達は、最終的にはどんな大人になるのだろうか?
でもおそらく、その「最終的に」は来ないと思います。
最終的にと思ったものは、その後も変化し続けるからです。
どこまでいっても通過点です。
カーボンニュートラルが数値の上で実現しようがしまいが、2050年には何らか他の問題が発生していることでしょう。
それらを解決しようと努力していることでしょう。
たとえば太陽光パネルや蓄電池の材料資源の採掘によって大きな自然破壊が起きているかもしれません。
目標を達成しても、きっぱり終わったりはしないものだと思います。
何かの行動を起こすと、また何か違った問題が発生します。
社会課題がなくならないからこそ、人間は協力し合って、世界は少しずつ良くなっていく。
そう捉えることもできるかもしれません。
変化したと思ったら、また次の変化が起きる。
変化の先には次の問題が待っていて、それをなんとかしようともがく。
そんなことが、少なくとも僕が生きている間は続くような気がします。
というわけで、「最終的に」は来ないものだと捉える。
通過点である今を楽しみ、通過点である未来を楽しんでいけたらなーと思います。
以上です。
今日も通過点である最高の一日を!