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こんにちは! 研究者せしおです。
ユヴァル・ノア・ハラリ著の「サピエンス全史」の読書感想文。
僕達人間、ホモ・サピエンスについて書かれた歴史書的で一般向けの本です。
ブログで取り上げるのは5回目?6回目?
忘れました。
どうでもいいですね。
細かいことは気にしない、気にしない。
今日のキーワードは「社会のルールと倫理」。
僕は現状の社会のルールや倫理を疑ってきたつもりですけど、著者のハラリさんはそれらを見事に言語化していて、理解の深さを感じました。
社会のルールや倫理は時代によって変わり続けているということは、多くの人が同意するでしょう。
それでいて、今自分が信じている社会のルールや倫理は普遍的なものではなく、変わっていくことに同意できる人は少ないかもしれません。
中世の人々は、たとえば生まれた家系がとても大切だったかもしれません。
家系によって地位が分かれ、その地位を維持したり向上するために、一生を注いだ人が大勢いたことでしょう。
近代化によって、個人の自由や平等が叫ばれ、結果的に家族はどんどん小さいものとなりました。
学歴や仕事やお金が社会的な地位を示すものとなり、それらもまた少しずつ変わっていくのだと思います。
個人個人は自分の信じることを柔軟に変えることができます、ある程度は。
お金よりも大事なものに突然、気づいたりします。
一方で、社会全体で信じているものは、人々が同時に考えを変えないと変わらない。
なので、明日突然、お金の価値がなくなることはないでしょう。
とはいえ、50年後や100年後に社会のルールや倫理が大きく変わっていることはおそらく間違いないと思ってます。
もしかしたら、個人の自由や平等が大事だという概念すらも変わっている可能性があると、個人的には思います。
なぜならそれらは、科学とは異なるからです。
普遍的なものではなく、人間が考え出したものにすぎないからです。
ほぼハラリさんの受け売りですけど。
僕のブログ記事の最後では、話を振り返ったりポジティブな考えで締めくくったりしています。(のつもりです)
ハラリさんの客観的でメタ的な視点から察するに、これもまた社会のルールや倫理に突き動かされた結果なのかもなーと思いました。
そういうものを疑うことが好きな僕ですが、それでもなお、そういうものに従って生かされているのかなーとも思いました。
以上です。
今日も最高の一日を!