【1000個中の 684個目】
こんにちは! 研究者せしおです。
今日のキーワードは「私たちと彼ら」
サピエンス全史の引用から。
ホモ・サピエンスは、人々は「私たち」と「彼ら」の二つに分けられると考えるように進化した。「私たち」というのは、自分が何者であれ、すぐ身の回りにいる人の集団で、「彼ら」はそれ以外の人全員を指した。じつのところ、自分が属する種全体の利益に導かれている社会的な動物はいない。
(中略)
だが認知革命を境に、ホモ・サピエンスはこの点でしだいに例外的な存在になっていった。人々は、見ず知らずの人と日頃から協力し始めた。彼らを「兄弟」や「友人」と想像してのことだ。
またまた考えさせられる内容でした。
ここで、「私たち」とは自分の属する集団。
「彼ら」とはそれ以外の人々。
古くは奴隷制が当たり前のようにあったりと、「私たち」と「彼ら」を区別をしてきました。
そもそも生物はそういうもの。
自分だけ、あるいは、家族だけを守るようにできているようです。
いつの間にか人間は、人権や自由や平等という概念を生み出しました。
そして、今や「私たち」は自分の知り合い以外にも拡大していて、人間全員になりつつあります。
地球環境問題に関して言えば、未来の子孫すら「私たち」に含まれてきていると思います。
「私たち」という認識が、自分の家族だけではなく、会社や国や世界や未来まで拡大していく。
そのおかげで、平和に少しずつ近づいているような気もします。
同時にそれは、あくまで概念であって、理想には程遠いとも言えちゃうかもしれませんけどね。
「私たち」の中での嫉妬や憎悪もありますし。
それでも、人間が地球環境問題を危惧するようになってきた今は、一歩前進したものと思いたいです。
なんだか話がぐちゃぐちゃっとしちゃいましたかね。
そんな日もあります。
ハハハ。
以上です。
今日も最高の一日を!