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こんにちは! 研究者せしおです。
サッカーW杯やってますね。
日本はドイツに劇的な逆転勝利でした。
唐突ですが、ユヴァル・ノア・ハラリ著の「サピエンス全史」からの引用です。
宇宙に神は一人もおらず、人類の共通の想像の中以外には、国民も、お金も、人権も、法律も、正義も存在しない。
国民というのも物語であり、神話と同様に実在するわけではないという捉え方。
ハラリさんの捉え方は、僕に少なからず衝撃を与えたものでした。
今回のサッカーW杯。
これも物語だと一歩引いて見ている気がします。
人間が作ったサッカーというスポーツをして、勝ち負けを決める。
それを日本国民として観戦し、日本代表が勝つと喜び、負けると悔しがる。
対戦相手の国民は、その国の代表が勝つと喜び、負けると悔しがる。
そもそも、勝ち負けというのは、全体を幸せにするのでしょうかね。
答えはなさそうですが、少しだけ考えてみます。
勝つことはプラスの影響があるとして、ポイントは、負けても何かしらプラスの影響があるかどうかですかね。
悔しいことはマイナスなだけでなく、次は勝ちたい、勝ってほしいというようなプラスのエネルギーも生まれそうです。
負けることもあるからこそ、勝つことの喜びが増すってこともありそうです。
スポーツ観戦というのはとても不思議なものだと感じます。
基本的にはお金を払っているわけではなく、モノを生み出しているわけでもない。
選手は努力を重ねて勝利を目指し、サポーターはひいきにしているチームに勝ってほしいと願う。
↑ スタジアムでサッカーを観戦したのは、1回か2回くらいだと思います。
実体はなく、人々の空想によって、そこに在るように思える物語。
国民もサッカーも信じるからこそ、信じる者同士の中で在るように思える物語。
ハラリさんの本を読んでから、次第に僕の中でこのような捉え方がしっくりくるようになった気がします。
そのため、日本代表の勝敗に昔のように一喜一憂できるのかという不安が少しあります。
ひとまず、今回のドイツ戦の勝利は嬉しかったです。
心のどこかでこれは物語だと思いながら、その物語の中にいるような感覚ですかね。
何事も作られた物語に見えてきます。
良く言えば、ディズニーランドみたいなものですかね。
なかなかに変な視点で観戦しているような気がしますが、次の試合も応援したいと思います。
ハハハ。
以上です。
今日も最高の一日を!