幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

能力主義と分断

【1008個目】

 

こんにちは! 研究者せしおです。

 

 

ちょっと前まで能力主義の本を読んでいました。

中世ヨーロッパの歴史から、階級社会が民主主義+資本主義に置き変わりました。

これからは階級に関係なく、能力がある限り成功できる社会になる。

そんな希望があったのかもしれません。

 

 

アメリカはトランプ前大統領の誕生に象徴されるような分断が起きているとはニュースでも見聞きします。

その根底に「金持ちのおごりと、貧しい者の屈辱や怒り」というものがあるとのこと。

少なくとも要因の1つではあるとのことでした。

 

 

つまり、能力主義が行き過ぎて、能力や生まれに恵まれないと成功できない。

苦しい生活の中で、希望を見出せない。

能力の尺度で負けているという屈辱感がある。

という状況のようです。

階級社会では、生まれが悪かっただけという心の中の言い訳が成り立っていたはずだと。

 

 

そして、エリート層はエリート層で厳しい受験戦争のようなものを勝ち抜いた苦労から、自分の努力のおかげで成功したという思い込みを強めているとか。

貧しい人は努力が足りないと思い込む傾向があるとか。

そうやって、分断が起きているという見解でした。

 

 

ここからは僕の話。

日本でも似たような構造があるとは思います。

僕も会社入って10年くらい働くまで、学歴社会の構造に無自覚だったように思います。

 

 

とはいえ、日本の資本主義や受験戦争は、アメリカや中国ほど行き過ぎていない印象です。

日本で働いている中国の方に受験の話を聞いたことがありますが、本当に無茶苦茶勉強するようです。

そこまで苦労したら、努力の価値というのを過大評価するのもうなずける感じがしました。

楽しく努力するのはデメリットが少ないと思っているのですが、苦労して努力するとデメリットが大きいような気がしました。

 

 

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日本の経済は低迷していて、勝ち組もあまり勝てていない。

そんな状況が正義と悪の二項対立を軽減しているのかもしれません。

良くも悪くもですが。

 

 

長男坊は4月から中学生です。

受験の希望がなかったので、近くの公立中学に進学します。

まだ子供達の受験というものは未体験。

塾というのも未体験。

 

 

どんな未来が待っているのでしょう。

何も言ってないのですが、なぜか大学までは行く気のようです、今のところ。

親からしても子からしても、無茶苦茶努力するようなことは想像できません、今のところ。

自分なりの努力で行けるところに行ってもらえればと、フワッと考えています、今のところ。

 

 

以上です。

今日も最高の一日を!