幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

知らないこと

【1140個目】

 

こんにちは! 研究者せしおです。

 

 

知らないことは、知りません、思いつきません。

当たり前ですが。

 

 

僕は製造業の会社で、CO2の研究を行っています。

今はカーボンニュートラル社会に向けた研究と言った方がわかりやすいのかもしれません。

 

 

石炭、石油、天然ガス。

そういった化石燃料を燃やすと出てくるCO2ガス。

あるいは、燃やされずに大気中に漏れ出るメタンガス。

そういったガスが、太陽光の熱を地球に留めることで地球温暖化が起こっているものと考えられています。

 

 

太陽光発電、風力発電、地熱発電。

種類はもっとたくさんありますが、そのようなものが再生可能エネルギー。

基本的にはほとんどCO2を出さずに、エネルギーを得ることができます。

 

 

地球温暖化抑制には、まずは使うエネルギーを減らすことが大事と思います。

次に化石燃料を減らし、再生可能エネルギーを増やすことが大事と思います。

 

 

それでも、工場で使う熱源や原料としての化石燃料などは一定量なくせないようです。

そこで、化石燃料を燃やした後のCO2を回収したり、再生可能エネルギーから人工的に燃料資源を作ろうとするような研究が盛んに行われています。

僕もそのような研究を行っている人の1人です。

 

 

前置きがだいぶ長くなりました。

CO2の研究は、多岐に渡ります。

色々な方法が提案されています。

その中で代表的でわかりやすいものがあって、社内外から問合せが度々あります。

問合せがあると、改めて調査したり、自社の研究のスタンスを考えたり説明したりします。

社内での情報の拡散や認知につながります。

 

 

僕は、どちらかと言えば、代表的でわかりやすいものは好きではありません。

誰かが既にやっているためです。

なるべくは、僕にしかできない研究をしたいと思っています。

 

 

会社の研究者としては、少数派な考え方かもしれません。

あるいは、そう考えたくても、代表的でわかりやすい研究を与えられ逃れられない人の方が多数派なのかもしれません。

そういう意味では恵まれているのかも。

 

 

そんなこんなで、僕にしかできない研究を探究すると、代表的でわかりやすいものから遠ざかっていきます。

一般的に知られていないことになります。

なので、社内外からの問合せは少ないです。

 

 

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↑ 日経新聞や工業新聞で紹介されると知名度が上がったりします。

 

 

社内外からの問合せが社会のニーズだと捉えられる傾向がいくらかはあると感じています。

知られていない研究は応援されません、当たり前ですが。

なので、僕の研究をどこかの段階では社内外に発信していかないといけないのかもしれません。

それには実験とは異なる苦労がたくさんありそうなので、なかなか重い腰が上がりません。

僕の課題の1つです。

 

 

僕自身で社内外に発信することが唯一の解決策ではなく、誰か得意な人に発信してもらうというのもあります。

あるいは、時代の変化を待つというのもあり得ます。

 

 

時代が変化し、自然と社会に認知されるまで化学実験を淡々とやっているのが1番楽なのですが、そういう言い訳は会社内ではなかなか通りませんね。

ハハハ。

 

 

少し長くなりました。

お付き合いありがとうございました。

以上です。

今日も最高の一日を!