幸せに生きるための、たった1000のこと

〜幸せのヒントブログ〜

わかり合えないから数字で話す。

【1000個中の 173個目】

 

会社の中では数字を使って話ををすることが多いです。

売上目標とか性能目標とか残業時間とか。

その理由について、心理的な視点で考えてみます。

 

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こんにちは!研究者せしおです。

人生の役に立つかもしれない幸せのヒントを、今日も1つお届けします。

 

 

■異なる立場でわかり合うのは難しい。

 

 

会社の中には、営業、設計、製造、研究開発、管理など様々な役割があります。

価値観や立場が異なると、人と人とが理解し合うことはとても難しくなります。

 

 

本当の意味でわかり合うためには、膨大な時間が必要です。

いくら時間をかけても、わかり合えないこともたくさんあります。

あちらを立てればこちらが立たずです。

 

 

■わかり合うために数字を使って話す。

 

 

そこで便利なのが数字です。

異なる人同士でも、数字を前にすると不思議と話が通じるようになります。

「残業時間を30時間以内にしよう」と言われれば、個別の事情はわからずともなんとなく努力します。

 

 

数字を使って話をすると会話のキャッチボールができるようになります。

わかり合えているような気になりますが、実は気のせいです。

数字をスタート地点として議論をしているだけで、本質的なことや複雑でわかりにくいことからは目をそむけています。

 

 

異なる立場の人々は、お互いの複雑な状況は理解できませんが、数字自体は理解できます。

数字をきっかけにして話が通じます。

部分的に話が通じているので、全体的にもわかり合えているような感覚になっているだけなのです。

 

 

■数字を使うことでわかり合えた気になっている世界に僕達は生きている。

 

 

わかりやすい数字をうまく使える人が社内を動かしたり、日本を動かしたり、世界を動かしたりしています。(良くも悪くも)

この先もこの状況は続くでしょう。

 

 

今、世界を動かしているのはコロナの感染者数ですかね。

各国の複雑な事情はよくわからなくても、感染者数で世界を理解したように会話ができます。

数字は便利ですし、わかりやすいです。

でも、数字を使って人と人とが話をすることに忙しくて、数字以外の複雑な情報に目が向きにくくなります。

 

 

数字を使うことでわかり合えた気になっている世界に僕達は生きている。

こんな感じで、たまには一歩引いて冷静に物事を眺めてみると、違った景色が見えてくるかもしれません。

 

 

本日のおさらい

数字を使って話すと、わかり合えた気になる。良くも悪くも。

 

 

以上です。

今日も最高の一日を!

 

 

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(で、幸せのヒントはどこいった?)