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こんにちは!研究者せしおです。
今日のキーワードは「努力」
再び、為末大さんの話から。
努力には、
- 何を頑張るか
- どう頑張るか
- どれだけ頑張るか
という3つの方向性がある。
日本の陸上では、
「何を頑張るか」と「どう頑張るか」を指導者が決めて、
「どれだけ頑張るか」を選手がひたすら積み重ねていくパターンが多い。
日本では指導者を変えることはほとんどないので、自分に合った指導者であるかは運である。
「何を頑張るか」というのは選ぶ努力。
自分にできないことも冷静に見極める必要がある。
精神的にかなりつらい。
しかし、選ぶことを怠って、人に委ねると自分が空回りしていても気づくことはできない。
ここからは僕の話。
僕は頑張るという言葉が少し苦手。
このブログでもあまり使ってきませんでした。
今回は便宜上、多用しております。
研究者は比較的裁量のある職種だと思っている。
つまり、頑張り方を自分で選ぶ自由度が高い。
少なくとも、「どう頑張るか」「どれだけ頑張るか」を選ぶ自由度がある。
むしろ具体的に指示してもらえない。
それはそれで大変ですが、やりがいもある。
一方、「何を頑張るか」については与えられることが多い。
言い換えると、研究テーマは与えられることが多い。
それでも、自分の裁量で頑張れることがいくつもあるので不満が少ない。
その結果、「何を頑張るか」まで考えが及ばなくなりがち。
たくさん頑張ることはいいことのように言われますが、一概にそうとも言えない。
仕事では結果を求められますからね。
「何を頑張るか」について、的を外していれば、努力は無駄になります。
とはいえ、全員が「何を頑張るか」まで考える必要はない。
むしろほとんどの人は考える必要のないことだと思ってます。
みんながそもそも論を持ち出したら、収拾がつきませんしね。
そういう人が一定数いれば十分かなと思います。
仕事は個人競技ではなくて、団体戦に近いイメージですから。
僕自身、「何を頑張るか」まで考えられているかと問われると自信はありません。
10年くらい研究者としてやってきて、そうありたいなーと思うようになった段階です。
いつまでこの思いが続くかもわかりません。
たまーには「何を頑張るか」まで考えてみる。
以上です。
また次回!
今日も最高の一日を!